2016年05月01日
METRO2016 シャドウ・オブ・クシロ + 日独合同一斉捜査 5月1日 北斗
地上にあるはずの資源を求めて、地下鉄の路線図の収められたクリップボードを片手に迷路のような地下鉄路線網を彷徨って数ヶ月。
時には異形の怪物どもを振り切り、命からがらついに地上に繋がる昇降口へと辿りついた。
文字の消えかかった案内板から、ここがКУШИРОГРАД(クシログラード)のХОКУТО(ホクト)町だと読み取る事ができた。
かつては繁栄していたのであろうが、今や風雨に晒され朽ち果てたボロ小屋が残るのみだ。
ここのエリアは放射能汚染が比較的軽いようで、樹木は全て枯れていたものの、草は少し生えつつあるようだった。
私が辺りの探索をしていると、不意に銃声が響き、弾丸が私の横を掠めた。
どうやら、追い剥ぎの標的に選ばれてしまったらしい。
真に一番恐ろしいのは、ミュータントでもなく人間だ。
こういった「荒事」には、いつもこのAK-74が頼りだ。
数ヶ月間、ロクな整備もしてやれていなかったが、トリガーを引けばいつでも5.45㎜弾を吐き出してくれる。
万事休すかと思われたが、割って入ってきた一人の男に、私は助けられた。
手にした大口径ライフルでバンディット達を一蹴した彼は、「マツバチョフ」と名乗った。
聞くところによれば、彼は「アーティファクト」と呼ばれるものを収集することを生業とする「ストーカー」という存在なのだそうだ。
「あんた、"ゾーン" は初めてかい?なら悪いことは言わん、こいつを持っておくんだな」
彼に何かを手渡される。見ると、それは金属製のボルトだった。
「これは・・・・・・?」
「見てのとおり、ボルトさ。鉄のな」
一体これで何をするんだ、という質問に対して、彼はその場で実演してみせた。
「あの辺り、景色が歪んでいると思わないか」
確かに。水面に水滴を落とした時にできる波紋のような・・・・・・。
「そういう所にこいつを投げつける」
彼はその「歪み」に向かって無造作にボルトを放り投げた。
ボルトが「歪み」に到達した次の瞬間、鉄製のはずのボルトが見る間に圧縮され、粉々に砕け散った。
「"あれ" 以来、物理法則が狂った場所が地上には点在してやがる。俺の忠告を聞かずに、雷に打たれて黒焦げになった奴を知ってる」
”あれ” とは、世界を巻き込んだ核戦争の事か。或いはその前年に起きたチェルノブイリ原発爆発事故の事であろうか。
「そんな目に遭わない為にも、怪しい所にはまずボルトを放り投げて反応を見るのさ」
―ここの住人にとっては常識だぜ。彼はそう付け加えた。
その後、今度はミュータントの群れに襲われた。私たちは戦闘態勢をとる。
「下手に機関部が作動する銃より、ボルトアクションのこいつの方が信頼できる」
彼はずいぶん古いソビエト製のボルトアクション式対戦車ライフルを使っていた。
「人間だろうがミュータントだろうが14.5㎜をお見舞いすりゃ粉々さ」
事実、彼が銃を撃つ度に、ミュータントたちは細切れになっていた。
「ンー、マツオバショウ・・・・・・」
しかし、ミュータントの大群を相手するには単発式ボルトアクションでは分が悪く、マツバチョフはミュータントの一撃を食らい絶命してしまった。
私は彼の亡骸を見捨てて逃げるほかなかった。
しばらく逃げ回った後、「ストーカー」達のキャンプ地へたどり着いた。
そこで武器や物資を売りさばいているトレーダーが居たので、交渉に入る。
「そのガスマスクのフィルターをくれないか。金ならある。7.62㎜だ」
この荒廃した世界においては、ルーブル紙幣なんかは紙クズ同然だ。
銃弾が新たな通貨になっていた。中でも、高品質の軍用ファクトリー・ロードは特に高価値で取引されていた。
「7.62×39㎜か?」
「いや、NATOだ」
「ニェットニェット、ここじゃNATO弾なんて誰も欲しがりゃしないぜ。ゲタウトヒア、ストーカー!」
この過酷な世界を生き抜くには、時には非情にならねばならない。
他の人間を襲い、持ち物を全て頂くのだ。
彼はリボルバー拳銃を手に応戦しようとしているが、もう遅い。
「ポマギーチェ・・・・・・」
頸動脈を一突きされた憐れな標的は、しばらく痙攣を繰り返していたが、やがて動かなくなった。
それを確認して、彼の所持品を漁る。
7.62㎜軍用弾の5発クリップを見つけた。これで今日の食料には不自由せずに済みそうだ。
METRO2033とS.T.A.L.K.E.Rを混ぜた感じの第一部完。
~~警察密着24時!日独合同一斉捜査、湿原に蔓延る麻薬犯罪を追え!~~
釧路湿原には、大麻草が自生している(実話)。
そのため、管轄の警察が巡回したり、市が大麻草を刈り取って処分したりしている(実話)。
だが、それにも関わらず、釧路湿原における大麻取引は増加する一方である。
今日もまた、怪しい一団が森へ入っていくのが目撃された。迷彩服を着て、武装までしている。とても一般人とは思えない。
そこで、薬物・銃器犯罪のスペシャリスト、M警部に出動命令が掛かる。
1週間前、幕別において銃器犯罪を摘発したのも彼である。
けん銃の遊底を引き、薬室を確認する。発砲許可はすでに下りていた。
容疑者の一団を追って森へ入ろうとするM警部に、ドイツで逮捕された麻薬ブローカーが所持していた大麻草の出所を追って、偶然、日本に来日していたベルリン市警の特殊部隊が合流。共同戦線を張る事となった。
森林地帯へ逃げ込んだ容疑者を追跡するM警部。
「止まれ!ただちに武器を捨てて投降しろ!」
「Halt!Hände hoch!」
ドイツ警察も呼びかけるが、ドイツ語わかんないよ。
大体そんな感じで遊んでました。
昼で切り上げる方が大量に居たため、午後からゲームにならなかったのが残念。
まあ、ゆっくり撮影会ができたのでそれはそれで良かったのですが。
ドイツ連邦軍装備はサバゲ始めた頃からやってたのですが(確か5、6年ぐらい前)、実はG36Kは割と最近手に入れました。中々よく飛んでくれます。結構良いです。
まあ本業は連邦軍じゃなくて第三帝国軍だしね、仕方ないね
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
ロケーションと装備とネタをうまく組み合わせるのはなかなか大変ですが、やっぱり楽しいですよね~
私の習性の一つに、「大して元ネタを知らないくせに、周りが呆れるほど細かく仕上げてくる」というものがあります。
そしてやっぱり、装備とネタを考えている時が一番楽しいひと時です。
おはようございます。
ご訪問ありがとうごございました。
楽しくておもしろいゲームのようですね。
エルサム中佐
ゲーム自体は真面目にやらないただの変態とも言います。